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聖プロトと聖ヒアチント殉教者                  記念日 9月 11日


 1845年、ヨゼフ・マルキという司祭が旧サラリア街道を発掘していた時、壁にそって作られた墓を発見した。それは一枚の板で閉じられていて、ラテン語で「9月11日に殉教者ヒアチントを葬った」と記してあった。ヨゼフ・マルキが墓をあけてみると、その中に人間の身体の灰と、黒こげになった骨を包んだ布きれがあった。そして、ヒアチントの墓の傍らに「殉教者プロトの墓」というもう一つの碑銘が発見された。
 古い伝承によるとプロトとヒアチントは、エジプトの総督の娘でキリスト信者であったエウジェニアの奴隷であったが、彼等はローマに逃げて来て、そこで異教徒の役人に捕らえられて火刑に処せられたのであった。ヴァレリアヌス皇帝の治世にこの3人が殉教したことはほとんど確実である。